都内にローコストハウスメーカーで注文住宅を建てた人のブログ

東京都内(23区城西エリア)で注文住宅を建てた会社員。土地探し1年弱の末、ローコストハウスメーカーで建設。2022年9月引越し。妻、長男、長女の4人暮らし。

火災保険について

住所が確定して以降、色々手続き関係を調べています。その中で今日は火災保険のお話です。法律上必ず必要な訳ではありませんが、住宅ローンを利用する場合、大抵付保が求められています。

私が火災保険を検討するにあたっては、

  • 一括見積もりサイトで複数社から見積もりを取る
  • 一括見積もりサイトでカバーされていない保険会社から直接見積もりを取る

の2種類の方法で見積もりを取りました。

一括見積もりサイト

検索すれば↓のようなサイトが沢山出てきます。 

一括見積もりサイトで希望条件を入力すると、それが複数の保険会社に伝わり見積もりが出てきます。個別に保険会社に見積もりを依頼するよりも楽なのがいいところです。

但し、注意点があります。

  1. 見積もりを取る保険会社を選べないことがある(サイトで見積もりが取れるとされている保険会社であっても、その保険会社から見積もりが来るとは限らない)。
  2. 同じ条件・同じ会社であっても、一括見積もりサイトの見積もりと、直接保険会社から取った見積もりに差がある可能性がある

1点目:

大抵、見積サイトには「●社と提携しています」とあります。一度条件を入力すると提携している全ての保険会社から見積もりが取れるかのように錯覚していまいますが、実際は、入力した条件を基に、条件に合わない保険会社は見積もりサイト側で除外する等しています。私の場合、見積もりが出てきたのは3社だけでした。
その3社以外で見積もりを取りたかった保険会社(+2社)は、直接ホームページから見積もりを取るようにしました。

2点目:

恐らく、保険会社から代理店や見積もりサイトに支払われる手数料が存在するためだと思われますが、見積もりサイト経由の場合と、直接保険会社に依頼した場合とで、見積もり金額が変わることがあります。私の場合、見積もりサイトで依頼する前に、偶然保険会社のホームページで見積もりを試算していたので、違いに気付きました。

このことから、私は一括見積もりサイトで保険会社をある程度スクリーニングしたうえで、それを補完する形で保険会社にも直接見積もりを取るようにしました。

因みに、私が見積もりを取った会社は以下の通りです。

  1. 損保ジャパン
  2. 日新火災
  3. 楽天損保
  4. ソニー損保
  5. ジェイアイ損保

東京海上三井住友海上のような大手は保険料が割高な可能性が高いので見積もりすらせず)

補償の中身

地震保険は加え、対象は建物と家財の両方としました。また、我が家は浸水リスクの小さい土地なので水災は外しました。

「家財」の金額

家財の見積もりをしていると、保険会社が考える「標準的な保険金額」が出てきて、例えば3人家族だと家財で1,000万円ぐらいと出てきます。が、これは参考までに見ておけばいいと思います。家の中を見回して、多少高めに見積もっても1,000万円もかからないです。

一方、地震保険は火災保険の金額の50%までしか設定できないので、それも考慮して金額は決める必要があります。例えば、家財は400万円で十分だとして、火災保険で400万円とすると、地震保険では200万円しか設定できませんが、地震が原因の事故は地震保険でしかカバーされないので、その場合に200万しか保険は下りません。

我が家は火災保険で500~1,000万円の間で設定することにしました。

オプション

標準の内容に補償を追加することができます。専門家ではないので詳細は解説できませんが、普段の生活で何か物を壊してしまったときの修理費用、水道管の修理費用、住み替えのときの住居費等、色々あるので自分の好みで選べばいいと思いますが、保険会社によって補償の範囲や自己負担額が微妙に違っているので、気を付けた方がいいです。

その他注意点

住宅ローンを利用する場合、火災保険の保険金請求権に質権を設定する必要があるか、銀行に確認しておいた方がいいです。保険会社によっては質権設定ができない場合があります。私が利用している三菱UFJでは質権設定不要とのことでした。

見積もりの結果

各社の保険料の見積もり結果は以下の通りです。

  • ソニー損保 約293,000円
  • ジェイアイ損保 約307,000円 
  • 損保ジャパン 約308,000円
  • 楽天損保 約315,000円
  • 日新火災 約327,000円

建物2,000万、家財800万、地震保険ありで、特約で臨時費用、個人賠償、類焼、破損・汚損が付いています。火災保険は10年、地震保険は5年で、保険料一括払いです。

この中から、ソニー損保と損保ジャパンの2つに絞って検討します。

  • 保険料だけみるとソニー損保がいいのですが、ソニー損保は破損・汚損の自己負担額が3万(vs 他社は1万)なのが気がかり。
  • ジェイアイ損保は、業績のブレが大きく直近期が赤字であり回避。なお、破損・汚損の自己負担額が10万円でした。AIGJTBのJV。
  • 損保ジャパンは、大手の中では保険料が安い。補償内容もいい感じだが、ソニー対比では保険料が高い
  • 楽天損保は楽天のSPU対象外(2022年から対象外に改悪)である等、割高と判断。
  • 日新火災割高と判断。但し、東京海上グループの安心感はあり。

結論

損保ジャパンで契約することにしました。火災保険2,050万円、地震保険1,025万円。保険料は10年一括払いで308,000円でした。

ソニー損保と比べて保険料が15,000円高いものの、破損・汚損の自己負担額が20,000円低いので、10年あれば元が取れるだろう、ということで。


2022年10月からは期間10年の火災保険はできなくなるので、保険料は割高になると言われています。

ただ、これは急いで契約をさせたい保険業界の煽りで、ふたを開けてみたらそこまで変わらなかった、ってこともあり得ますが。