都内でマイカーは必要か:あった方が圧倒的に便利で人生が豊かになる
都内でマイカーは必要か?
私の経験を元に思うことを書いてみたいと思います。
私の結論は、
必要ではないが、あった方が圧倒的に便利で人生が豊かになる
というものです。
子連れの場面を想像できているか
細かい説明は抜きにして、私が便利だと感じた場面は以下の通りです。
- 雨の日でも濡れずに買い物
- マクドナルドでドライブスルー
- 子供の遠足で遠方まで送り迎え
- 妻と子供を習い事の教室まで送り迎え
- 重めのクリーニングの持ち込みと回収
- ベビーシートは付けっぱなしでOK
- カーシェアのように「借りられるだろうか」「何時までに返却しないと」と心配しなくて良い
- 思い立ったらすぐ車に乗って移動できる
- 子供が泣いたりぐずったりしても他人に迷惑がかからない
- 帰り道、子供が寝ても大丈夫
別の記事でも書きましたが、独身時代や夫婦だけの間は、子供が産まれた後の生活はなかなか想像できません。
雨の日、真夏の日や真冬の日に小さい子供2人を連れて駅まで15分歩き、乗り換えて、着いた駅から更に歩く…なんて絶対にしたくありません。でも、こういう事は、実際に子供と生活しないと分からないものです。
都内でも駐車場は結構整備されている
電車で移動しているうちはあまり気付かなかったのですが、都内でも超都心以外(城南・城西であれば環七より郊外のイメージ)であれば、大通り沿いの大き目のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンター、レストランでは駐車場が大抵用意されています。そして駐車料金は無料の場合が多いです。
個人的にはあまり好きではありませんが、都心のデパート等でも、結構大き目の駐車場が用意されていて、駐車料金が割引になるハードルも意外に低かったりします。最近はデパート内にユニクロやニトリが入っていることもあるので、少し買い物をしてレストランで食事するだけで数時間無料になります。駐車場が混むのが難点ですが。
最後は価値観
車を買うのは2回目です。海外にいる時に初めて買い、ほぼ毎週末に車を使って家族で出掛けていました。連休は平気で3時間ぐらい運転して遠くに出かけていました。その時に便利さに気付き、日本に帰ってからも車は必ず買おうと思っていました。
私は家を建てた後に車を買いました。車は中古のコンパクトカーです。
子連れであっても、都内であれば電車を駆使すれば大抵どこにでも行けます。当然駅から離れた場所もありますが、バスやタクシー、レンタカーを使えば行けない場所はないです。私のように週末しか乗らない家庭にとっては、経済的にもあまり賢い買い物ではないでしょう。車代、ガソリン代、税金その他維持費を考えると高い買い物です。
それでも、家族で制約なく色んな所に出かけられて、大切な思い出が沢山できることを考えると、私にとってはお金では表現できない価値があります。
私の子供時代を振り返っても、親が車で色々連れて行ってくれました。そして、子供ながらにその時乗っていた車のこともよく覚えているんですよね。子供達の記憶に残る思い出には、レンタカーではなくマイカーを添えてあげたいと思っています。
こどもを連れてスマートEXで新幹線に乗る方法:小児用交通系ICカードを使う
先日、夫婦と3歳児、0歳児の計4人で新幹線に乗る機会がありました。
子供が1人の時期は2席分を並びで予約していましたが、子供が2人になると、2席ではちょっと窮屈です。ということで、今回は3人分の並び席を取ることにしました。
そのチケットをスマートEXで取るにあたって調べたことを少し書きたいと思います。
料金
そもそも、新幹線の料金は何歳からかかるのでしょうか。JR東海のホームページによると、料金は「おとな」と「こども」で設定されています。区分と料金は以下の通りです。
- おとな(12歳以上):普通の料金
- こども(6~12歳未満):おとなの料金の半額
- 幼児(1歳~6歳未満):無料
- 乳児(1歳未満):無料
一見、お金がかかるのは6歳以上で、6歳未満は無料と思ってしまいますが、幼児又は乳児用に指定席を使う場合、その席にはこども料金がかかります。無料になるのは自由席の場合です。
例えば、我が家の場合で言うと、指定席3席を「おとな」2名、「幼児」1名、「乳児」1名の計4人で使いますが、この場合、「おとな」2名分と「こども」1名分の料金がかかります。幼児であっても1席使うのであれば、その分の料金は発生するということです。これは飛行機や映画館でも同じ考え方ですね。
参考:JR東海のホームページ
小児用ICカードを作る
我が家では、新幹線はいつもスマートEXで予約し、スマホを改札にタッチして乗車しています。
今回もスマートEXで3人分を予約し、いつものようにICカードの登録をしようとしたところで、子供用のICカードが必要なことに気付きました。
チケットレスで乗車するためには、全ての座席分に対してICカードの指定が必要なので、大人のICカード1枚で2席分を指定するようなことはできません。1人でもICカードの登録がない場合は、全員がチケットを事前に発券する必要があります。
ということで、最寄り駅で小児用ICカードを作ってきました。子供の身分証明書があれば親が1人で窓口に行って作ることができます。
なお、余っている大人用のICカードを子供の席用に登録することも可能ですが、
- 東海道・山陽新幹線のみを利用する場合であること
- 在来線と新幹線を乗り継ぐケースは利用できないこと
には注意が必要です。我が家では余っているカードが無かったことと、この子が大きくなると自分用のカードも必要になるので、今回新たに小児用ICカードを作りました。
実際に乗ってみた
JR東海のHPによると、
なお、新幹線乗換口の自動改札機は通過できませんので、改札口の係員に「幼児」が利用する席を指定した「交通系ICカード」をご提示いただき、処理を受けてください。
とあります。
小さい子供は自分でICカードをかざすことができないので、子供の分は駅員が処理してくれます。私の場合、子供のICカードが処理された後、駅員からレシートのような紙が渡され、その後親と一緒にそのまま改札を通るように言われます。この時、親はいつものように自分のスマホをかざして改札を通過します。
結果、特に問題なく改札を通過し、新幹線に乗ることができました。
チケットの予約がオンラインでできることは当然ですが、紙のチケットを発見せずに乗車できることも大きなメリットです。行楽シーズンで窓口や発券機が混んでいるときに、小さな子供を連れて列に並ぶなんて耐えられません。
子供用の見守りカメラ:「日本製」の落とし穴 スマホアプリの開発元にも注意を
子供を2階で寝かした後、1階で用事を済ませるときに、子供の様子がリアルタイムで確認できるように見守りカメラを買うことにしました。
今回購入したのはパナソニックのKX-HRC100-Kという商品です。
私が重視した点は以下の通りです。
- 日本製であること
- 映像だけでなく音声も確認できること
- 暗闇でも撮影できること
あまり高性能である必要はなく、2や3は大抵どんなカメラでもできるので1を重視しました。
玄関の自動ロックもそうでしたが、我が家ではセキュリティやプライバシーに関する物は中国製は避けています。当然、私のように気にしない人は中国メーカーの商品で問題無いと思います。
中国メーカーの商品が多い
Amazonで検索すると沢山カメラが出てきます。
値段も5,000円未満の物が多く、レビューの評価も高そうなのですが、ほとんどが中国メーカーの商品です。有名どころで言うと、
- SwitchBot
- Anker
- TP-Link
は中国メーカーです。これら以外にも沢山出てきますが、調べると大抵中国メーカーです。
日本のメーカーの物であっても注意が必要
実はパナソニックの製品を買う前に、ある日本のメーカーの商品を購入しました。5,000円ぐらいで「安心の日本製」という謳い文句で売られていました。評価も高かったので購入したのですが、実際に設定しようとするときに判明したことがあります。それは、
- カメラの利用にあたって、別企業が開発したアプリのダウンロードが必須であること
- アプリを開発した企業は中国の別企業であること
です。
メーカーのホームページを確認すると「アプリも自社開発」と記載されていたので、おかしいと思って問い合わせたところ、やはり自社開発ではなく、中国の企業が開発したものでした。詳しくは知りませんが、色んなメーカーのカメラと互換性のあるアプリを中国の別企業が開発しているようです。結局メーカーと交渉し、返品のうえ、送料を含めて100%返金してもらうことになりました。
中国製を避ける場合は、カメラ本体だけでなく、アプリを開発している企業のことも事前に調べることをオススメします。
KX-HRC100-Kのレビュー
早速設置しました。大した内容ではありませんが、気付いた点をいくつか書いておきます。
スマホにアプリをダウンロードし、アプリを使って設定していきますが、パナソニックらしく、手順がいくつもあり少し複雑でした。
我が家では大人のベッドの隣にベビーベットを設置し、大人のベッドの耳元にカメラを置いて撮影します。カメラの上下の角度があまり広くないのですが、下のように多少傾けることができるので、問題ありませんでした。
実際に撮影したところ、画質は全く問題なし。もちろん、暗闇での撮影もできます。
音もきちんと拾えるほか、音や動作を検知してスマホに通知するように設定することもできます。
マイホームと子供:順番はどちらが先か
マイホームを検討する際、マイホーム購入と出産はどちらを先にすべきでしょうか。実体験をふまえて私の考えをお話できればと思います。
「マイホーム→子供」と「子供→マイホーム」のそれぞれで良い点と悪い点を考えてみました。
マイホーム→子供
良い点
- マイホームの検討に時間と体力をかけることができる
- 早くから保育園や幼稚園等の準備ができる
- 子供を連れて引っ越しする必要がない
- 最初から広い家で子育てすることができる
悪い点
- 子育ての観点がない状態でマイホームを購入してしまう
- 子供が産まれるまでの間、家の稼働率が低い
子供→マイホーム
良い点
- 子育て関連の知識が付いた上でマイホームの検討ができる
- 子供部屋が無駄になる可能性が低い
悪い点
- 子供を連れてのマイホーム検討が大変
- 保育園や幼稚園等を変える必要が生じることがある
- 引越しが大変
- もたもたしていると住宅価格が上がってしまうかもしれない
- 住宅ローン税制の更なる改悪があるかもしれない
我が家の場合
我が家は夫婦+子供で2年ほど賃貸マンションに住み、その間に注文住宅を建て、昨年引っ越しましたので、順番は子供→マイホームです。元々マイホームを持っていなかったので、必然的にその順序となりました。
ですので、考えてそうした訳ではありませんが、今思うと「子供が産まれた後にマイホーム」の順番で良かったと思っています。
確かに、注文住宅だったので、オンライン会議ならまだいいものの、遠い展示場に行って打ち合わせが必要なこともあり、本当に大変でした。夫婦だけであれば、もっと色んなハウスメーカーの話を聞いたり、仕様をじっくり考えることもできたと思います。保育園・幼稚園の変更や引っ越しも大変でした。住宅ローン税制も、住宅ローン残高の1%から0.7%に改悪されました。
一方で、子育ての知識を持ったうえでマイホームを検討できたのは、とても大きかったと思います。この点は上記の良い点・悪い点の中で一番大事だと思います。例えば、
といったことに気を配りながら立地を選ぶことができました。当然ネットで情報収集すれば分かることですが、実際に子供を持つまで気付かないことが殆どだと思います。
仕様に関しては、(そもそも拘りがあまりなかったのもありますが、)どうせ子供が小さいうちは大人がゆっくりする時間もないし、汚れる可能性も高いので、あまりデザインに凝ることはありませんでした。
逆に、先にマイホーム購入をしていたら、立地はもっと都心の利便性の高いところを選び、公園や児童館、自治体の支援策には気が回らなかったと思います。
私の結論としては、まず子供と一緒に賃貸物件で住んでみて、子育てに関する知識が付いてからマイホームを購入することをオススメします。実際、周りでもその順番の方が多いと思います。
早く買いたいのはやまやまですが、マイホームは後からの軌道修正は難しいです。
2022年分確定申告(住宅ローン減税、住宅取得等資金の贈与) 気になって調べたこと
昨年2022年に住宅ローンを借りたので、住宅ローン減税の適用を受けるために、今年は確定申告が必須でした。
先日、確定申告を終えたのですが、その際申告書の書き方や添付書類で疑問に思って調べた内容が何点かあったので少しご紹介します。少々マニアックな内容も含まれていますがご了承下さい。
1.住宅借入金等特別控除額の計算明細書内の「贈与の特例を受けた金額等」の金額は?
昨年家を建てた際、我が家では夫婦それぞれの親から資金援助をしてもらいました。通常、お金をもらった場合は金額に応じて贈与税が発生しますが、住宅を取得する資金に充当する場合は、一定金額まで非課税となる制度があります。今回の確定申告でその制度を使った申告をすることにしました。
作成する明細書内に、下記赤字で囲った欄に「住宅取得等資金の贈与の特例を受けた金額」という欄があります。
ここで疑問に思ったのが、
この箇所は、私だけの贈与分の金額なのか、夫婦合計の金額なのか?
という点です。
正解は、私だけの贈与分の金額です。
理由は簡単で、この確定申告書は私の確定申告書で、妻の確定申告書ではないからです。
そもそも、この欄は、すぐ上の①②で物件に対する自分(私)の持分を計算したうえで、その持分から贈与を受けた金額を引いた金額を計算する箇所です。なので、逆にここで夫婦で受けた贈与金額の合計を入力してしまうとおかしなことになってしまいます。ここで計算した金額と、年末の住宅ローン残高と比較して、小さい方の金額の0.7%が還付される仕組みです。
なお、我が家の場合、住宅ローンは私だけの名義で借り入れています(所謂ペアローンではない)。
2. 「住宅取得等資金の贈与の特例に係る住宅取得資金の額を証する書類の写し」とは?
確定申告書が出来上がって送信した後に送る添付書類の中で、「住宅取得等資金の贈与の特例に係る住宅取得資金の額を証する書類の写し」があります。
これ何?って疑問なんですが、結論は、贈与税の申告書でOKです。ネットバンキングの画面の写しか通帳のコピーでもOKだそうです。
私は贈与税の申告書を添付しましたが、その場合、贈与税の申告をしてから確定申告をする必要があるので、順番には注意が必要です(贈与税の申告を済ませないと贈与税の申告書は手に入らない)。
3. 贈与税の申告書の添付資料「源泉徴収票など令和4年分の所得税に係る合計所得金額を明らかにする書類」専業主婦の場合は?
妻も住宅取得等資金の贈与を受けたので、私とは別に申告をしました。その際の申告書の添付書類の中で、「源泉徴収票など令和4年分の所得税に係る合計所得金額を明らかにする書類」があります。
私は会社員のため、会社でもらった源泉徴収票を提出すればOKですが、妻は専業主婦のため、源泉徴収票はありません。その場合、何を提出すればいいのでしょうか?
この場合、何も提出する必要はありません。
贈与税の申告書の別の場所で職業を記入する欄があるので、そこで「無職」や「専業主婦」と書いておけば、この書類は無視して大丈夫です。
買って良かったオススメの品 G-Call (期間限定紹介キャンペーンあり)
節約意識の高い方であれば格安SIMを利用されている方が多いと思いますが、それでも発生してしまうのが通話料です。家族や友人とはLINEやFaceTimeで無料通話ができても、どうしても電話をしなければいけないことがあります。
私は以前デュアルSIMの片方を楽天モバイルにし、楽天LINKを使って無料通話をエンジョイしていましたが、楽天モバイルの通信品質が酷く、かつ無料プランが無くなったため解約しました。
通常、携帯電話からの通話は30秒20円(消費税別)です・・・ハッキリ言ってめちゃくちゃ高いと思います。これを節約する方法として有効なのが、私が長年使っているG-Callというサービスです。
G-Callとは
G-Callは、基本料金は無料で、会員登録のうえ、電話番号の前にプレフィックス番号「0063」等を付けて発信するだけで30秒8円(税なし)で通話できるサービスです。IP電話ではなく電話回線を使用したサービスで品質も良いです。
使い方はとても簡単で、会員になって自分の電話番号を登録し、プレフィックス番号を付けて発信するだけです。家族の電話番号もまとめて登録することも可能です。基本料金はありませんので、使わなければ無料です。ドコモ、SoftBank、au、全SIMで利用できます。
最近は各SIM提供会社が30秒10円等のサービスは提供していますが、G-Callより安いサービスはなく、これを使わない手はありません。
電話料金を下げる手段は他にもあるが・・・
電話料金を下げる手段としては、他にも
- 楽天LINKを使う
- かけ放題オプションを追加する
- LINE Outを使う
がありますが、楽天LINKやかけ放題オプションは基本料金が発生してしまうため、あまり話さない月が割高になってしまいますし、LINE Outは通話時間が限られるため、通話するときに心配です。ということで、私のような多少電話する月もあるが、全く電話しない月もあるような人はG-Callが最適だと思います。
今なら500円分のポイントプレゼント中
2023年1月現在、500円分のポイントが貰える紹介キャンペーンをやっているので、是非こちらのリンクから申し込み下さい!2023年2月末かつポイント上限が決まっている期間限定のキャンペーンですのでお早めに。
狭い書斎にエアコンは必要か
コロナを機に自宅でリモートワークのためのスペースを確保する動きが広まった
私がマイホーム購入を検討し始めた2020年は、コロナが大流行し一気にリモートワークが普及した年でした。同時に、自宅の仕事環境を整備する必要性を認識した人が多かったと思います。
以降、新築物件では、寝室の一角に半個室の空間を設けたり、LDKの隅に備え付けの机を作って作業スペースを設けることが多くなりました。それでも、子どもが横で遊んでいたり家族の生活音が入ってくると仕事に支障が出るので、できれば個室の書斎を設けたいと考えるでしょう。
広い家に住んでいて、書斎で5-6畳のスペースが取れるような方はいいのですが、私のようなあまり広くない家だと、せいぜい2-3畳ぐらいになってしまう方も多いのではないでしょうか。
そのとき生じるのが、
- 狭い書斎にエアコンは必要なのか?
- 必要な場合、狭い部屋にエアコンを付けるのか?
という疑問です。
我が家は2畳の書斎を作りました。その際に考えたことを書いていきます。
狭くてもエアコンは必要
書斎に限らず、個室であれば、夏や冬の時期に空調は必要です。特に夏にエアコンなしで長時間過ごすことは不可能だと言っていいでしょう。扇風機で何とかなるかも?と思うかもしれませんが、パソコン機器から熱が出ますし、高い温度で仕事の効率が落ちてしまっては意味がありません。
暖房機器であれば、コンセントにつなぐだけのファンヒーターで対応できると思いますが、問題は冷房です。
簡単に言うと、冷房は空気中の熱を取り除いた冷たい空気で空間を冷やす仕組みですので、取り除いた熱を外に出す必要があります。
ポータブルエアコン等の小さなクーラーもありますが、これらは冷たい空気と同時に、機器の後ろから熱い空気が排出されているので、局所的に冷やすことはできますが、エアコンのように空間全体を冷やすことはできません。普通のエアコンは、屋内の空気から取り除いた熱を室外機を通じて外気に放出しているので、屋内が冷えるのです。
特に、狭い部屋でポータブルクーラーを付けると、冷風と温風がすぐに混ざって意味が無くなってしまいます。
よって、書斎を設ける場合、書斎用にエアコンを設置する必要があると考えた方がいいでしょう。
対処方法
我が家でも間取りを検討する際に書斎用にエアコンが必要だという話になり、対処法を色々考えましたが、以下の3つしかないという結論に至りました。
その1:全館空調にする
全館空調の家であれば、各部屋の通気口を通じて全部屋が快適な温度に調整されるので、そもそも心配は不要です。我が家はローコストなのでこの選択肢はありませんでしたが、これは最強の方法です。
その2:素直にエアコンを付ける
寝室やLDKに付けるようなエアコンを付けるという方法です。ただ、狭い書斎にエアコンを付けることに違和感を持たれる方が多いと思います。普通のエアコンは最低でも6畳用で、狭い書斎には明らかにオーバースペックですが、無いと夏は危険なので、背に腹は代えられません。
その3:完全な個室は諦めて、他の部屋とエアコンを共有する
「そもそも個室を諦める」という本末転倒な話ですが、寝室等に隣接した空間を書斎とし、寝室のエアコンを共有する方法です。我が家では結局この方法を採用しました。こうすることで、エアコンを付けることで書斎を冷やしたり温めたりすることができます。
結局エアコン1台を稼働させてしまうので、電気代的にはその2かそれより過剰ですが、2-3畳の部屋にルームエアコンを付けると冷房が効きすぎて変なことになりそうだったので、この方法を選びました。なお、書斎出入口にはドアが付いているので、空調が必要ないときは個室にすることも可能です。
その3の応用編:壁の上の方に採風用の窓を付ける
間取りが決まるまでもう一つ考えていた案があります。それは、書斎を寝室等に隣合う形で作り、仕切りの壁の上の方に採風用の窓を付けるというものです。
↑こんな感じの窓を天井近くに付けて、空調を取り入れたいときはこの窓を開けて寝室のエアコンを付ける、という仕組みです。
この案もいいかなと思ったのですが、その3とやっていることはあまり変わらないのと、我が家は書斎の天井が下がっていて窓を付けることができなかったので止めました。
結論としては、広い書斎に普通にエアコン付けて快適に過ごしたい、ということですね。都内の狭い家では難しいですが。