都内にローコストハウスメーカーで注文住宅を建てた人のブログ

東京都内(23区城西エリア)で注文住宅を建てた会社員。土地探し1年弱の末、ローコストハウスメーカーで建設。2022年9月引越し。妻、長男、長女の4人暮らし。

2022年分確定申告(住宅ローン減税、住宅取得等資金の贈与) 気になって調べたこと

昨年2022年に住宅ローンを借りたので、住宅ローン減税の適用を受けるために、今年は確定申告が必須でした。

先日、確定申告を終えたのですが、その際申告書の書き方や添付書類で疑問に思って調べた内容が何点かあったので少しご紹介します。少々マニアックな内容も含まれていますがご了承下さい。

 

1.住宅借入金等特別控除額の計算明細書内の「贈与の特例を受けた金額等」の金額は?

昨年家を建てた際、我が家では夫婦それぞれの親から資金援助をしてもらいました。通常、お金をもらった場合は金額に応じて贈与税が発生しますが、住宅を取得する資金に充当する場合は、一定金額まで非課税となる制度があります。今回の確定申告でその制度を使った申告をすることにしました。

作成する明細書内に、下記赤字で囲った欄に「住宅取得等資金の贈与の特例を受けた金額」という欄があります。

ここで疑問に思ったのが、

この箇所は、私だけの贈与分の金額なのか、夫婦合計の金額なのか?

という点です。

正解は、私だけの贈与分の金額です。

理由は簡単で、この確定申告書は私の確定申告書で、妻の確定申告書ではないからです。

そもそも、この欄は、すぐ上の①②で物件に対する自分(私)の持分を計算したうえで、その持分から贈与を受けた金額を引いた金額を計算する箇所です。なので、逆にここで夫婦で受けた贈与金額の合計を入力してしまうとおかしなことになってしまいます。ここで計算した金額と、年末の住宅ローン残高と比較して、小さい方の金額の0.7%が還付される仕組みです。

なお、我が家の場合、住宅ローンは私だけの名義で借り入れています(所謂ペアローンではない)。

 

2. 「住宅取得等資金の贈与の特例に係る住宅取得資金の額を証する書類の写し」とは?

確定申告書が出来上がって送信した後に送る添付書類の中で、「住宅取得等資金の贈与の特例に係る住宅取得資金の額を証する書類の写し」があります。

これ何?って疑問なんですが、結論は、贈与税の申告書でOKです。ネットバンキングの画面の写しか通帳のコピーでもOKだそうです

私は贈与税の申告書を添付しましたが、その場合、贈与税の申告をしてから確定申告をする必要があるので、順番には注意が必要です(贈与税の申告を済ませないと贈与税の申告書は手に入らない)。

3.  贈与税の申告書の添付資料「源泉徴収票など令和4年分の所得税に係る合計所得金額を明らかにする書類」専業主婦の場合は?

妻も住宅取得等資金の贈与を受けたので、私とは別に申告をしました。その際の申告書の添付書類の中で、「源泉徴収票など令和4年分の所得税に係る合計所得金額を明らかにする書類」があります。

私は会社員のため、会社でもらった源泉徴収票を提出すればOKですが、妻は専業主婦のため、源泉徴収票はありません。その場合、何を提出すればいいのでしょうか?

この場合、何も提出する必要はありません

贈与税の申告書の別の場所で職業を記入する欄があるので、そこで「無職」や「専業主婦」と書いておけば、この書類は無視して大丈夫です。