住宅ローン借入金額の考え方 ～借入が多い方がいいのか

こんにちは。

土地代金の決済を間近に控え、人生初の借入が迫っていますが、住宅ローンの金額をいくらにすべきかについて考えてみたいと思います。

ネット上の動画や記事では、住宅ローン金利が低く「住宅ローン金利＜運用利回り」なので、頭金をできるだけ抑え、そのお金を運用に回した方が儲かるという内容が多いように見受けられます。しかも、2022年から改悪されたとはいえ、住宅ローン減税制度もあるので、住宅ローンを使った方が得だということです。

実際、私も頭金はできるだけ抑え、借入金利が最優遇になる範囲内でできるだけ多く住宅ローンを借入することにしています。

確かに、現在の金利環境であれば、住宅ローンでできるだけ多く借入して運用に回した方が儲かる可能性が高いのは事実だと思いますが、これには一つ大事な前提があります。それは、

毎月の住宅ローンの返済は、運用資産に手を付けずに自己資金で賄う必要がある

ということです。

別の言い方をすると、住宅ローンで多額の借入をして運用に回したとしても、毎月の元利払いのために運用資産を取り崩すと、運用利回りを十分稼ぐことはできないということです。

ネット上の情報だと、この前提条件をきちんと説明せず、「借りた方が儲かるのだからできるだけ借りた方がいい」という単純な説明で終わっている場合が多いように感じます。

住宅ローン金額を検討する際は、毎月の返済金額をシミュレーションして、例えば毎月の給料対比で無理のない金額かどうかをきちんと確認しておくことが必要です。文字にすると当たり前ですが、とても大事なポイントだと思います。