都内でマイホーム 戸建て vs マンション
注文住宅を建てると決めてからも、色んなところでマンションや建売の戸建ての広告が目に入り、注文住宅と比べて良い点悪い点をよく考えるようになりました。
戸建て vs マンション
まず、戸建てとマンションを比較した場合、資産性、流動性、立地ではマンションの方が上です。建売であっても、都内で戸建てで駅徒歩5分はまずないです。あっても買えません。
また、都内、特に都心はマンション住まいの人が多いので、資産性や流動性は戸建てよりも上です。感覚的には、私の職場では賃貸も含めて約80%がマンションに住んでいます。共働きの人も多いので、そういう家庭は都心の利便性の高いマンションを選ぶのでしょう。
一方戸建ての強みはやはり広さです。新居の延床面積は約100㎡ですが、同じ面積のマンションを買うのは金額的にかなり厳しいのと、そもそもこれだけの広さがあるマンションは都内にほとんどありません。
流動性ではマンションには敵わないと言われていますが、資産性に関しては、私は建物よりも土地を重視しました。多少背伸びをしても、整形地、駅にできるだけ近い、ハザードがかかっていない等の条件を満たす土地に限定して検討していました。
マイホーム=マンションと思いがちだが・・・
私も妻も地方出身で実家が注文住宅なので、「できれば注文住宅がいい」という思いはありました。上京してからはマンション暮らしが当たり前になりますし、周りもそういう感じなので不思議と「マイホーム=マンション」と思い込んでいたのですが、じっくり考えるようになってからは、マンションのチラシで3LDK/70㎡台の物件が9,000万～1億円で売り出されているのを見て、夫婦で「あり得ねー」と思うようになりました。
ひょっとすると、「マイホーム=マンション」が強すぎて、戸建てとあまり比較せずにマンションを買っている人も結構いるかもしれませんが、同じ予算でも、戸建ての方が広い家に住めるので、㎡あたりの価格では割安です。
マンションで嫌だったこと
最近のマンションは間取りがほとんど田の字になっていて、LDKと寝室が最低1部屋、最悪2部屋面している場合が多いです。子供が小さいうちはいいですが、将来子供部屋にするときに、LDKと面している子供部屋は学習環境として正直あり得ないと思います。
また、マンションは各部屋が本当に狭いです。私の予算では、LDKは大抵~14畳、主寝室で6-7畳、子供部屋は4-6畳しかありません。
特に子供部屋については、マンションのモデルルームを見に行ったときに、
「子供部屋は、4.5畳あればベッドと机が置けるので、最近はそれぐらいで十分なんですよ。あとリビングで勉強させる家庭も増えてきているので、子供部屋は狭くていいんですよ。」
と言われましたが、正直全く共感できませんでした。その人は、本当はそうは思っていないけど営業上仕方なく言っているか、今まで勉強したことがないか、のどちらかです。
こういった思考回路で、我が家は戸建てを選びました。
注文住宅 vs 建売
では戸建ての中で、注文住宅と建売のどちらを選ぶか。もちろん注文住宅の方がいいのですが、建売よりは高いです。といっても、私のようにローコストハウスメーカーを選べば、一般的なイメージよりもかなり費用を抑えながら、ある程度のクオリティの家は建ちます。
我が家では断熱性能は拘りポイントだったのですが、建売だと、
- 断熱材のグレードが低い
- 窓のサッシがアルミ樹脂しかない
- 日当たりをアピールしがちでやたらと窓が多く、しかも大きい（＝夏は暑く、冬は寒くなりやすい）
という具合で満足できなさそうだったのと、
- 見た目が安っぽい
- 隣も同じタイミングで販売された建売だと、外見がそっくりですぐ分かる
という見た目の問題もありました（優先度は低いですが）。
土地探しもしていたので、相場観が付いてくると、建売の価格のうち土地と建物にどれくらいお金がかかっているかが想像できるようになるのですが、建売は本当に安く作られています。
いい土地が見つからなければ建売にする覚悟でしたが、注文住宅を優先して検討していました。
雑感
まだ完成もしていませんが、注文住宅でよかったと思っていますし、「あんな狭いマンションに家族で住むのは無理だな～」と思っています。
別の記事にも書きましたが、LIFUL HOME'Sの相談サービスが結構よかったのでオススメです。完全無料で、ウザい営業も全くなかったです。まだマンションか戸建てかで迷っているような状態でも全く問題ないので、最初の相談で使ってみるのをおすすめします。
